蓮音日記
~うたと旅のつづれ織り~
お正月のことは随分と昔に思えたりするのは 私だけでしょうか?
あ 早く過ぎると感じるのはそういうことか。よくわからんようになってきた。
ま それはよいとして 旧暦のお正月を迎えるまでに旅日記を完成させてしまいたい!
サンタフェ2日目。今日はいよいよタオス&アビキューへ♪
朝 お散歩に外に出てみると光がキラキラ眩しい。
雲ひとつない青い空。気持ちいい~
9時におとつい予約したサンタフェの旅行会社、サンタフェ・ジャパンコネクションさんのガイドさんがホテルまで迎えに来てくれた。実は最初は人見知りしてしまう方なのだけど、『DJと呼んでください。よろしく!』人なつっこい笑顔の気さくな感じの方でほっとした。楽しい一日になりそうな予感。
朝 散歩してて気になったファーマーズマーケットにちょっと寄ってもらった。
カラフルなチリや野菜、お花が目に飛び込んできた。
異国の市場大好き。市場を見るとだいたいその国の雰囲気がつかめる。
行きたいところに連れてってもらえる贅沢なおひとり様ツアー
ニューメキシコ州にはネイティブアメリカンのプエブロ(集落)がたくさん点在している。
私が訪れたかったのは その中のひとつ、タオスプエブロ。
そして大好きな画家ジョージア・オキーフが愛し描いたアビキューの荒野を生で見たかった。
タオスへはサンタフェから北へ車で約3時間位。しばらく走ってるとこんな風景が現われてきた。
車の中はウェスタン、カントリーミュージック。DJも音楽と旅が大好きのようだ。
若い頃アメリカ中を旅して、このニューメキシコの大地に魅せられて移住してきたという。
また彼はカメラマンでもあった。色んなモデルさんを撮ってるようだ。
ホワイトサンズという白い砂漠と女性の神秘的な写真を見せてもらった。素敵…
いくらでも撮影してあげるよ~と。そしてポージングのお手本を見せてくれた。
さっすが~決まってます!
タオスへ向かう途中で訪れたチマヨという村にあるかわいい教会。奇跡の砂と呼ばれる砂があり
体の悪いところにかけると病気が治ると信じられ 毎年多くの巡礼者が訪ずれる聖なる場所だそう。
DJが袋を用意してくれていたので少し頂くことに。 頭にふりかけてみようかな
タオスの街の入り口にあるサンフランシスコ・デ・アシスという教会。
青 白 サンドベージュのコントラスト 美しすぎる。。
サンタフェやタオス近郊の建物のほとんどが この日干し煉瓦のアドビ様式といわれる建築。
このなめらかなフォルムと土の質感、ハンドメイドな感じがたまらなく好み。
いよいよタオスプエブロへ~ 村の入り口へ到着。
が、、、、、
本日突然の閉鎖。 たまにあるらしい。
あ~ ショック。。。会いたかった、、、 ネイティブの人達に。。
気をとりなおして タオスの街中のプラザ周辺でランチタイム。
ここもサンタフェ同様スペイン系移民によって作られた街。建物はやっぱりアドベスタイルでかわいい。
午後からはアビキュー&ゴーストランチへと。しばらくすると
むきだしの乾いた赤い岩山が現われだした。ターコイズブルーの空と見事に溶け合っていく。
ここはアメリカの女流画家ジョージアオキーフがその美しさに魅せられニューヨークから移り住み、
亡くなる98歳まで創作活動に過ごした地。
オキーフといえば画面いっぱいの大きなお花や砂漠の動物の骨の絵が有名だけど
絵もさることながら 私は何よりも彼女のストイックな生き様に惹かれるものがある。
最初にオキーフへの興味の扉が開いた伝記絵本。『私、ジョージア』
どこまでも自分の内なる声に従い どこまでもまっすぐに 自分の感性を信じて
生涯を絵を描くことに捧げた孤高の画家。
自分は何をする為に生まれてきたのか 幼い頃から彼女はもう全てわかっていた。
アビキュー村のはずれにあるゴーストランチへ入る。
なるほど ゴーストというだけあって 人っこひとりいない。。
聴こえてくるのは鳥のさえずりと 吹き渡る風の音だけ。
遥か遠くまで見渡せる荒涼としたダイナミックな景観、
地の底から湧き出てくるような力強いエネルギーに圧倒される。
カメラマンによるポージングの指導を受けて(ひと昔前に一世風靡した写真集の)
宮沢りえちゃん風?ポーズにトライしてみた笑 ちっちゃいけど わかりますか?
サボテンのダンス。
水と緑に溢れたシャスタとは対照的だ。
シャスタが白い「天」に近いイメージとしたら
ここは赤、地球の底につながるような「地」というイメージ
そんなことを感じながら アビキューを後にした。
明日はサンタフェの街をゆっくり味わってみよう。
つづく。
コメント
我が家も奇跡の砂もらって来たよ。
ほんとかわいくてこんなお家に住んでみたいと思いましたよ~
自然と調和しながら穏やかな暮らしをていた頃のネイティブの人達に想いを馳せてしまいます。
nobukoalaさん
のぶちゃんたちもいったのね~
病気なおった?砂かけた?_
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角のないやわらかな形の建物って、考えてみれば珍しいですね。
つくったのも、きっとやわらかな気持ちの人々なのでしょうと想像します。
ジョージア・オキーフという画家さんは知らなかったけれど、この伝記読んでみたくなりました。この荒涼とした世界になぜ魅せられたのでしょう。